金融再編の嵐が吹き荒れるなか、銀行員は給与カット、ボーナスゼロ、挙げ句はリストラという厳しい現実にさらされた。それでも銀行員になりたがる新卒者が毎年多数いるのは、福利厚生に恵まれた環境に魅力を感じているからかもしれない。たとえば新入行員には、豪華なワンルームマンション風の社員寮が用意されていたりする。結婚すれば、3LDK程度の社宅に入居でき、家族用で家賃3万円程度、場所が一等地とくれば、誰も文句はいわないだろう。さらに温泉地やスキー場のそばの宿泊設備がよくある。ここは社員研修施設などといって、新人行員の研修の場や、管理職教育として勤務経験を経た行員のセミナー会場になったりする。しかし、それ以外はフリー使用だから、いわば行員のための保養所である。最初から堂々と保養所をうたって観光地に建てられた施設の場合、家族旅行に最適のつくりになっていたりする。
がん検診の実用性を問い正すような本が出版され、話題をよんだ。その本によれば、一般に行われているがん検診で初期段階のがんを発見をするのは難しく、見つかったときにはすでに手のつけられない場合が多い。それではがんになってから医者に行くのと変わらず、早期発見と予防にはならない。実際、欧米では検診の技術的な面に不審を抱く医師も多く、日本で行われているような検診は実施されていないということだ。では、がんは、事前に知ることのできない病気なのだろうか。さいきん、遺伝子を使ったがん診断が注目を浴びている。がんが発症する前に、がんにかかる可能性があるかどうかを判別することができるのだ。検査方法は簡単で、採血する必要もない。強くうがいして剥がれた、口の中の粘膜細胞を使って調べる。
パスタを「ズ、ズ、ズ」とすすって食べるのは、誰もがNGだと知っています。何しろああした音をたてて食べることを、欧米人はひどく嫌います。マナーは何よりも人にいやな思いをさせないためにあるものです。欧米人でなくても、私たちは人が大きな音をたてて食べるのを聞くのは、いい気分ではありません。日本では、伝統的にそばやうどんをすすって食べるのをよしとしてきました。いかにおいしそうな音をたてて食べられるか、ということまで、ウンチクとして述べられてもいたほどです。そのため同じ麺類のパスタを音をたててすする人も多くいました。しかし最近は、欧米風のマナーが広く浸透し、パスタではこうした光景が少なくなりました。パスタ、なかでもスパゲティのように細長い類のものは、フォークですくっただけでは食べにくく、グルグルと巻いて食べないと、きれいに食べられません。