いわゆる「お別れ(の)会方式」と呼ばれるものは、死亡直後に近親者だけで「家族葬」を行い、しばらく日をおいた後に、故人の知人・友人に集まってもらって、お別れの会を行うものです。家族葬では、故人や家族の宗旨による宗教儀礼を行い、お別れ会は無宗教で、という形態が多くみられます。葬儀はこの世からあの世に引き渡す儀式。告別式は会葬者が故人に別れを告げる儀式で、本来2つは意味の違う儀式でした。いまは葬儀・告別式として同時に営まれますが、家族葬+お別れ会という形態は、告別式を独立させ、伝統の形に戻した形態といえるかもしれません。ま友人が主催するものもありますが、ここでは家族が主催する場合についてお話しします。形式も内容も自由なので、会場も規模に応じて、ホテル、レストラン、地域の集会場、斎場(葬儀会館)、あるいは故人ゆかりの場所などから選ぶとよいでしょう。
結納とは、いかにも古めかしいしきたりのようですが、ある銀行の調査によると結婚した九割のカップルが何らかの形で結納を行っているそうです。婚約したことを正式に認めてもらうためには、日本的な結納でけじめをつけるのが一番というわけなのでしょうか。結納の方法は、地方によっても違いますが、だいたい仲人が使者となり、まず男性の家に行き、結納品を携えて女性の家へ行くというのが正式なやり方。しかし、今では、ホテル、レストラン、仲人、女性の家などに両家が集まって結納を取り交わすのが一般的です。結納の日取りは、大安、先勝、友引の午前中が良いとされていますが、今は仏滅を避けるぐらいで暦は気にしなくなりました。両家の都合の良い日、時間を選ぶのが基本。結納の手順は、両家、仲人が座り、男性側から仲人に結納品の取り次ぎをお願いし、仲人がこれを女性側に渡します。女性側は目録を見たら、仲人に受書と結納返しを差し出し、男性側がこれを受け取り結納が整います。あとは、全員で祝いの膳を囲みます。両家が遠距離の場合は、男性と仲人だけか女性の実家へ出向くという結納の方法もあります。また、この時点で仲人が決定していないときは、仲人ぬきで両家だけで取り行うことでもOKです。
紹介するとき、されるときは、椅子にかけていたら必ず立ち上がり、椅子の横に立っておじぎをします。また、できるならテーブルをはさんであいさつせずに、テーブルの横などのスペースに移動し、何もはさまない形で向かい合います。このとき、紹介者は相手に向かって、「ご紹介いたします」と言ってから、紹介を始めましょう。自分が紹介されたときは、紹介者か「こちら○○です」と自分の名前を言っても、みすがら「○○です」と繰り返します。続けて、「よろしくお願いします」と伝えます。ビジネス以外のプライベートな紹介のときも、紹介順は同じ原則です。自分の家族は自分側の人ですから、紹介するときは先になります。会社の人に自分の家族を紹介するときも、先に家族を紹介します。パーティーなどでさまざまな関係の人が集まっている場合は、自分の身近な友人や同僚を先に紹介し、あまり親しくない人やつきあいの浅い人は、あとで紹介します。年長者、年少者の関係では、年少者を先に紹介します。男性と女性がいる場合は、レディファーストですから、先に女性に男性を紹介し、あとで女性を男性に紹介するのが原則です。