αリノレン酸系のDHA’EPAを食べると、なぜ発ガンが抑えられるのか、考えてみることにしましょう。ガンの発生には、プロスタグランジンEという物質が深く関係しています。プロスタグランジンEとは、アラキドン酸からつくられる成分で、通常、筋肉の収縮に関係し、分娩の誘発・促進などに重要な働きをしている成分ですが、これが体内に増えすぎると体の免疫力が低下して、ガン細胞の増殖を促す危険因子になるのです。プロスタグランジンEをつくりだすアラキドン酸は、リノール酸由来の脂肪酸でした。つまりリノール酸系の油の摂りすぎが、プロスタグランジンRを体内に増やす大きな要因というわけです。先に紹介したいくつかの動物実験で、いずれもリノール酸系の油を与えたラットの発ガン率が高くなっていたのは、こうした理由によります。そしてそれらの実験で、DHAやEPAに発ガンの抑制効果がみられたのは、じつはDHA・EPAには、アラキドン酸を少なくして、プロスタグランジンRが過剰に生産されるのを抑える作用があるからなのです。
[関連サイト]
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