バブル景気が崩壊し、土地神話や終身雇用制度も崩れ、リストラの嵐が吹き荒れているいま、本当の幸せは「自分自身が幸せと感じる心を一番大切にしたい」と思う女性が増えてきた結果とも言えなくはありません。妻たちが、長い老後はお金や物や社会の規範、そして夫にも縛られることなく、自由に生きたいと、強い思いを持ったことが、六十代の離婚を後押しする一因でもあるでしょう。一方、依然としてそのことに気づかず、従来どおり会社や妻に大きく依存したまま古い殻を破れない夫がいます。
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妻とのギャップはますます深まり、妻からの「離婚宣言」に夫が返す言葉はほぼ共通しています。それは「一所懸命働いて食わせてきたのに、オレのどこが悪い」という言葉だそうですが、夫が妻の意志に気づかされるまでの間、妻は離婚への思いをじっくり育てつつ、何らかのシグナルを送り続けていたのかもしれません。その一つが「夫婦別室宣言」だと考えることもできます。