バイヤーはときにはOEM生産メーカーが、取引先ブランドで商品を生産する方式で商品をつくってもらうこともある。例えばユニクロは、自社で縫製工場などは持っておらず、外注生産先に自らが立案した仕様に従って服をつくってもらい、ユニクロブランドとして販売している。OEMの最も分かりやすい例だろう。商品の売り出し時期を読む力売れ筋商品があっという間に変わってしまったり、売れ筋が読みにくいファッション業界では、「売れる商品を、売れる時期に仕入れ、タイミング良く店舗に流すこと」が至上命令だ。また、ファッション業界は、紡糸から織り、染色、縫製とさまざまな工程があり、一つの商品が市場に投入されるまでには、短くても3ヵ月の時間がかかる。そのために商品を売り出すタイミングが遅れてしまったり、商品化したもののまったくヒットしなかったりして、大量の不良在庫を抱え込んでしまうことが珍しくない。こうした事態を極力回避して、確実に売れる商品を仕入れる力は、特に小売側のバイヤーには求められる。販売員の指導も重要な仕事一般にバイヤーの仕事は商品が店舗に並ぶ半年前からスタートする。確実に売れる商品の仕入れ計画を立てるには、日頃の情報収集が重要だ。マーケッターや販売員の情報や意見に注意払い、各店舗の売れ筋を把握しておくことは「売れる商品」を仕入れるために欠かせない仕事となる。より精度の高い情報を得るためには、販売員との日々の良好な人間関係も大切だ。仕入れた商品を顧客に積極的に販売してもらうために、販売員の商品知識を深めたりするのもバイヤーの仕事である。
百貨店、スーパー等の取引が主体であったため、委託販売が多い。したがってシーズンオフになるとどこも返品の山だ。これが企業収益を損う。この制度を発案したのはオンワードの創業者・樫山純三であるのも事実だ。百貨店には商品ごとに売上予算枠がある。したがってその壁を破るには、どうしても残ったものを引き取り、欠けた商品を補充し、再びロットにまとめ、別のルート(同業他社)へ流すことでしか商品の鮮度を保つことができない。さらに百貨店は土・日が最も多忙だ。そこで樫山から派遣店員を出し、店頭の管理をさせる。もちろん樫山側にとっても社員が店頭に立つので消費者と直接ふれる機会も多いので、その分、生の声を聞くことができ、その情報が次の商品企画のネタになるともいえる。かつてこの制度が不公正だということで、公正取引委員会の矢面に立ったが、結局は当事者同士が互いにメリットあるので、いつもうやむやになっている。しかし、ともかく企業収益性が低い。ちなみにアパレル業界は一五年も二〇年前の売上規模か、むしろ減退している。つまり、拡大再生産ができないのだ。さらに、低収益性を示すのが、多段階取引である。
デパートでは、毎年8月ごろからリクルート・ファッションをそろえ、独自の調査をかねながら商品企画をしています。年々パステル・カラー(ピンク、ブルー、ベージュほか)を用意したり、流行の白黒のグレン・チェックや千鳥格子のスーツも用意したりするそうですが、何といっても、紺、グレーの無地ものが、70%だといいます。ブラウスは普通のボウよりレース使いに人気が出てきたりするのは、ささやかな華やかさでしょう。基準になるブランドとして、Dプレス、アイビー・リーグ、スコッチ・ハウス、オックスフォード、ブルックス・ブラザーズ、アイビー・ハウスなどが熱心に話題作りをしています。同じ紺でも、落ち着いた紺で深味のあるものを、よく吟味して選んでください。グレーなら、グレー・フラノにし、白っぽくない、やはり深味のある色を自分の肌色に介わせて選んで、優しい淡いピンクなどのブラウスを組ませると、清潔感が出てきます。